かしこいOiLの選び方
良い亜麻仁(アマニ)油の見分けは?
これは、凄く簡単です。容器にどれだけコダワリを持っているのか?そこを見れば良くわかります。プラスチック製の容器よりも、ガラス容器がオススメ。透明よりも茶透明、茶透明よりも黒透明、黒透明よりも真っ黒またはアルミ系。色の付いたオイルやオイル自体に風味が残っているのは、無精製処理をされたオイルです。
この⼿のオイルは透明瓶ではなく、遮光性の高い色のついた容器に入れるのが良い。それは酸化と言うよりも、光に当たるのを少しでも防ぎ、味の劣化を遅くさせ美味しいオイルをキープさせる効果があります。
海外で作られたオイルは、殆どオーガニックの原料が使われている事が多いです。マークが付いているモノを探せば良いですが、国によってバラバラで結局何がどうか?と言うのは殆ど見分けが付かない事が多い。
その点、容器は⼀⽬瞭然でしょう。酸化が遅いと言われるオリーブオイルも同様です。いかに容器に神経を使っているのか?そこを見れば解りますよ。
亜麻仁(アマニ)油は高いので・・・
これも良く聞きますね。高いと言うのは、何と比べていますか?と良く聞き直します。サラダオイル?ゴマ油?オリーブオイル??亜麻仁(アマニ)油の主成分は、α-リノレン酸と言う成分です。他のオイルには、この成分は少ない。(殆ど含まれていない)これは、カラダの中でEPAやDHAに変化されます。よって、比べるとしたら魚と比べる方が良いでしょうね。魚はカラダに良い事はわかりますよね?でも毎日食べるのは難しいですよね??でも、亜麻仁(アマニ)油を食事に取り入れる事で魚を食べた事と⼀緒の意味を持ちます。亜麻仁(アマニ)油⼤さじ1杯で、イワシ3匹、マグロ赤身刺身4切れ、シシャモ8匹。魚は捕れる場所ではなく、加工された場所で産地表示がされます。その点、私たちの扱うオイルはどこで収穫され、どんな工程を経ているか?など全て知る事が出来ます。これでも、まだ高い?と言えますか??あー全然だ!、安いじゃん!ほんと最高だ!
開封してから、どれくらいで使い切った方が?
⽬安は1ヶ⽉ですが、2ヶ⽉でも問題ありません。当店の扱う亜麻仁(アマニ)油や麻の実油(ヘンプシードオイル)の容器は、真っ黒容器です。他の容器と比べ遮光性が非常に高く、他商品と比べてもオイルへのダメージが少ない。185gは⼤さじ1杯を毎日続けて食べると、なんと2週間が無くなり、275gは約20日で。
週5日食べるとしても1ヶ⽉以内で使い切れるようにしています。もし、これが2ヶ⽉経っても残っているとしたら、足りていないと判断できます。
開封後は、冷蔵庫保存厳守ですか?
夏場は冷蔵庫保管が良いでしょうね。(野菜室がさらにオススメ。)ただ、気温が急激に上がらない場所での保管は冷暗所でOKです。夏場はクーラー使用時と未使用時での温度差が激しいので、この場合、オイルを守る意味でも冷暗所での保管がオススメ。オイルが劣化する理由として酸化もありますが、冷暗所や冷蔵庫保存であれば酸化する事 は少なく、どちらかと言うと冷えたり常温になったりと繰り返し頻繁に温度が変化する方がオイルにダメージを与えると言われています。プラスチック製の容器の場合、外気温と中身の温度が時間と比例して変化をするに対して、ガラスボトルは外気温が熱くても、すぐに中身まで影響する事はございません。
常温保存していたオイルを食べたら、生臭い味がしました
これは大丈夫ですか??
常温のオイルを直接食した場合、風味がダイレクト口に伝わります。特に、無精製処理をされたオイルは元々風味があるオイルですので・・・ただこれは、水でも⼀緒ですよね??常温の水と冷えた水を飲むと同じ水でも風味が違っ て感じるものです。開封日と賞味期限を見て、判断をして貰えればと思います。開封され賞味期限を越えたオイルであれば、使用は控えた方が無難でしょうが賞味期限内であれば問題ありません。ただ食べてみて美味しくないのであれば自⼰判断をしてくださいね。
亜麻仁(アマニ)油は、なぜ苦み・渋みがあるのですか?
これも良く聞かれます。ほうれん草はなぜ苦いの?パクチーはなぜ⻘臭いの?セロリは?と聞かれたら、あなたは
どのように答えますか?(^_^)
亜麻は世界で300種類生息していると言われています。同じ亜麻でも食用に向かないオイルもあります。また育つ環境がそれぞれ違い、それぞれの環境下でそれぞれの味や風味になります。同じ人間でも住む場所や環境で性格が違うのと良く似ています。
当店の亜麻は、カナダの中央にある州で収穫された種を使用しています。亜麻は寒い地域で育った方が食用に向き、主成分であるα-リノレン酸を多く含んだオイルが出来ると言われています。
種の中に脂は、約20%含まれています。⼀番小さいボトルの亜麻仁(アマニ)油を作るには、種が約1kg必要になります。亜麻は⼀年草で、季節によって降水量や日照時間が異なり、脂を含む割合も変化します。渋みが出る要因としては、外殻と実の間に薄い皮膜があり、この皮膜には栄養が多く含まれ ていますが、渋みや苦みが含まれます。オイルの精製時にこの皮膜まで圧搾をした場合、 どうしても風味の変化が生じます。また、種に含まれている水分量や絞る時期(雨期と乾季時の違い)によっても変化していまいます。熟練のプレスマスターでも⼀定の風味を維持するのは至難の業といわれるぐらい風味は変化します。
逆の言い方をすれば、自然のままで人工的な風味ではないと言うことが言えます。大手のオイルメーカーが、なぜ精製をするのか?それは、味を⼀定にさせた方が上記の説明をしなくても済む、そう考えた方が腑に落ちますよね。
始めは、この渋み・苦みが苦⼿と言う方も、続けて使用していると・・・この苦みが癖になると言う方が多いです。
ほうれん草の苦み、もう慣れましたよね??亜麻仁(アマニ)油も、すぐに慣れます。