オメガ6について
2020/05/05
オメガ6について
何故リノール酸は悪?
どうしてもオメガ3の話をしていると、オメガ6を悪者扱いする表現になります。これはしょうがない・・・何故かというと摂り過ぎているから。摂り過ぎていると言われるけど、リノール酸系の油は使ってないし、油自体を減らしているので私は摂り過ぎていない自信があると思われる方も多いのではないでしょうか。これが大きな間違いです。
実は、間接的に摂っています
リノール酸系のオイルは、主にどんな原材料を使っていると思いますか?代表的なオイルはサラダオイルですが、サラダから抽出したオイルですか?違いますよね。主に大豆やコーンから抽出したオイルがサラダオイルの原料です。この2種の原材料を良く見てくださいね。
大豆やコーンは他に飼料用として牛や豚などに多く使われます。その飼料を食べた動物の肉質は同様にリノール酸過多の肉質になります。その肉を人間が食べると、間接的にリノール酸を多く摂る事になります。また酸化が遅いと言われているオリーブオイルはサラダオイルと比べて高価ですので業務用には向きません。よって外食産業の殆どはリノール酸系のオイルを使用します。外食した時はほぼリノール酸と覚えてください。イタリア料理はサラダオイルで炒め香り付けでオリーブオイルを使用し、中華はサラダオイルとゴマ油を使用します。有名な牛豚鶏もリノール酸系の飼料を食べています。
リノール酸よりも変換されたある物質が
リノール酸は体内で変換され最終アラキドン酸に変化します。このアラキドン酸を原料にホルモン物質が生まれそれぞれの働きを行います。その多くの働きが炎症を促進させたり、血流の流れを悪くしたりします。この言い方をすれば悪者になりがちですが、実はオメガ3よりも大事な脂肪酸はオメガ6です。は?と思われるかも知れませんが、これは事実です。
炎症を促進させる・・・ウイルスや害敵が体内に入ればそれを発信させる機能って一番重要ですよね??その役割がオメガ6にはあります。ただ多くなるとぎゃあぎゃあ騒ぐ輩を抑えるヤツも必要ですよね?これがオメガ3なのです。またリノール酸もα-リノレン酸もアラキドン酸やDHAに最終変換されていきますが、実は同じ酵素を使用します。もしリノール酸が多くなればその酵素はリノール酸だけに使われ、オメガ3に使われず変換されないままになります。亜麻仁油やえごま油を使用しても変化が少ないのはココが原因かも知れませんね。
では、どうすれば減らせるのか・・・
- まずは、間食をやめる。そして加工食品を控える。(止めるのは不可能なので頻度を減らす)
- これを2週間する。まずはここからです。