酸化したアブラについて
2020/04/09
酸化したアブラについて
酸化した油って・・・そもそも何であかんのか?
セミナーを実施している中で、色々と質問が出てきます。その中でこんな質問も多くあります。
それは、「油が酸化すると何が悪いのか?」と言う質問を受けます。オイルを説明する時に、必ず出てくる酸化と言うキーワード。油=太ると同じぐらいのワードかな。油は酸化と言うイメージが強いので、嫌われるワードが2種も入ったら、そりゃもう印象悪いですよね(^_^)
簡単に説明すると・・・油が酸化すると言うことは、酸素を取り込む事で油が過酸化脂質と言う分子構造に変化します。この過酸化脂質がアレルギーを引き起こす要因と言われているので避けましょうと言うのが一番簡単な説明となります。
今スーパーに行く機会が多く、加工食品を買われる方が多いと思います。
加工食品で使用されている油、ほとんど酸化しています。というか、酸化していない食品をスーパーで購入するには難しいですね。酸化と言うのは、熱を加える、光に当たる、食品中の添加物による経時酸化と言うモノも御座います。火に掛けて熱したモノだけが酸化ではありません。
学生時代、大手スーパーの惣菜部でバイトをしていました。揚げ物で使用される油は大豆油でした。初めは無色透明な油を使用します。釜は4ツあり肉汁が出て油を汚す食品と、肉汁が出にくい食品(コロッケや揚げ出し豆腐など)とを分けて作業をしていました。肉汁が出る食品と言うのは、唐揚げが多かったですね。何度も何度も使用した油で、白衣や髪の毛は油くさくなります。無色透明な油が真っ黒になり、ウッとくる悪臭がすれば一斗缶に詰めて廃油されます。こんな事は日常でしたね。
今と昔では若干違うのか知れませんが、惣菜部の揚げ物の実情は大きく変化はしていないだろうし、厨房が見えない飲食店は多いので多分以前通りなのかと推測します。学生時代に飲食系のバイトをすると、当分その店で飲食はできないみたいな話を良くしていましたね。この現状を聞いたら、今日の食事は自炊される方は多いでしょうが3日経てば普段通りに戻っているでしょうね。
酸化した油を摂るな!とは言いません。なぜなら、それは無理だからです。
加工食品を食べる以上は、必ずリスクがあると思って貰えれば。同じものを食べてアレルギー反応する人もいれば、しない人もいますよね。これこそが免疫です。
こんな時期だからこそ、食についてもう少し慎重になってみるのはいかがかと。
加工食品を購入する事が悪い事ではないですが、自炊をする事も大事かなと思います。
コロナの影響で不安が多々あります・・・けど、悔しいですが腹は減り、眠気も来ます。どんなに大変でも食は必ずやってきます。
だから、食に対して、もう一度考える時期かと・・・思います。
是非、皆様の食卓に亜麻仁油・ヘンプシードオイルを。